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研究室・教職員の紹介

環境分析化学研究室

【環境分析化学研究室】 井川 学教授
研究のキーワード: 酸性雨   森林衰退   環境改善技術 

酸性霧・露の環境影響を解明し、豊かな自然を取り戻す道を探る

教員からのメッセージ

酸性雨、霧、露の問題を地球化学的に研究するとともに、環境改善技術としての膜分離法について開発研究しています。現代社会では様々な有害物質が問題になっていますが、化学物質を使わないで生きていくことはできません。自然の原理を深く解明して環境問題を改善する道筋を提起し、自然循環系への適合技術の創造は夢のある大きな課題です。

学生からのメッセージ

3年生の後期に研究室に配属され、4年生になれば1日の大半を研究室で過ごすようになります。今までの生活スタイルが一変し最初は戸惑いますが、先生をはじめ多くの仲間に支えられながら高レベルの研究ができるので、とてもやりがいを感じます。研究成果が得られるまでの道のりは長く険しいものですが、得られたときの喜びもひとしおです。

研究例

霧水内成分濃度、時間頻度とpHの関係

 
 
 
山岳部の霧や都市部の露には、汚染物質が多く取り込まれます。雨は平均pH4.7 位ですが、霧ではこの図のように窒素酸化物が酸化されて生じた硝酸により、低いpH となることが多くなります。
 
 

丹沢のモミ衰退と酸性霧の長期曝露で枯れるモミ苗木

 
 
 
今、丹沢を始め各地で森林衰退が起こっており、その原因は複雑ですが、酸性化した霧により樹木が枯れることは暴露実験からも明らかになっています。
 
 

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